食事の時にテーブルに敷かれる「ランチョンマット」。実はそれ、和製英語だって知ってましたか?
ランチョンというのは、少し格式高い正餐に近い昼食をさす言葉だそうです。
英語では「プレイスマット」と呼ばれ、一人一人の食事のスペースをつくる為に敷かれるものだということ。
「プレイスマット」と聞くと、これまで、テーブルを汚さないために敷かれたものぐらいにしか思っていなかったマットが、なんだか「どうぞこちらへ」とボーイさんが席をひいて着席を誘ってくれてるように感じるから不思議です。
「ここがあなたの居場所です。」って言ってもらえるのって、なんだかほっとするのはなぜなんでしょう。
私、こう見えて、もともと人見知りな性格で、パーティや大勢の人が集まるイベントに出かけた時、自分の居場所がなくていたたまれない気持ちになることがあります。ほんとです。笑
だからこそ、自分がそういう場を企画する時にも、ゲストの居場所をつくることをとても気にしている自分がいます。
「居場所づくり」は、どんなに盛大な演出や、御馳走にもまさります。もてなしの基本のキですね。
「ここがあなたの居場所です。」
これが、言葉ではなく示してくれるのがプレイスマット。
しかも自分の場所がパーティションのようにクローズされているのではなく、オープンでありながら、安全地帯からコミュニケーションをとることができる。
なんだかさりげなくて、うっとりします。
ツールの力は偉大だ!